世代を超えたフレキシブルワーキングの広がり
クリエイティブなワークスペースを全世界で提供しているオフィスプロバイダーであるリージャス・グループ(IWG)(日本法人:東京都新宿区、日本代表:西岡 真吾)が運営するSpacesは、「世代別のフレキシブルワークに対する考え方」に関する最新調査を実施しました。本調査では、週の半分以上をリモート環境で働いている日本人の割合は、1980年以降に生まれた世代が28%(世界では49%)である一方、1964年以前に生まれた世代は32%(世界では51%)となり、フレキシブルなワークスタイルとコワーキングはミレニアル世代の新たな流行であるという固定概念を打ち破る結果となりました。
デジタル時代の到来で、あらゆる世代の人々が今まで以上にリモート環境で働くことが可能となり、フレキシブルなワークスペースの需要が高まっています。しかし、Spacesが実施した最新調査では、デジタルネイティブ世代であっても、対人コミュニケーションを求めていることがわかりました。1980年以降に生まれた世代の50%(世界では52%)が、フレキシブルなワークスペースは他の利用者との交流によって従業員のスキルを向上できると考えています。さらに、1964年以前に生まれた世代では、62%(世界では42%)が同様の考えを持っています。
「オフィスに対する考え方が変化し続ける中、すべての従業員が活気あるカルチャーを創り出すという期待があることを理解することが、これまで以上に重要になっています」と、Spacesの創業者 兼 CEOのマータイン・ローディンクは述べています。
本調査の調査結果から、以下のことが明らかになりました。
インスピレーションを得られる職場環境への関心について、世代別に比較したところ、日本では、1964年以前に生まれた世代が80%、1980年以降に生まれた世代が78%となり、大きな差は見られないが、世界的には順に58%、67%となり、1980年以降に生まれた世代の方が、よりインスピレーションを得られる職場環境に関心を持っている。
1964年以前に生まれた世代の79%(世界では55%)、1980年以降に生まれた世代の69%(世界では68%)が、リモートワークのほうが、通常のオフィスよりもクリエイティブな環境であると考えている。
フレキシブルなワークスタイルを新たなビジネスやプロジェクトの機会だと考えている人の割合は、世代別に比較したところ、日本では1964年以前に生まれた世代が70%、1980年以降に生まれた世代が73%となり、ほぼ同等であるが、世界的には順に55%、67%となり、1980年以降に生まれた世代の方が多い。
Spacesの日本代表の西岡真吾は、次のように述べています。
「いまや各世代の従業員が、フレキシブルなワークスペースのさまざまな側面を高く評価しています。本調査によれば、1964年以前に生まれた世代は、生産性へのメリットを重視する一方で、1980年以降に生まれた世代は、フレキシブルなワークスペースのクリエイティブな側面を好むことが世界的な数字で示されています」
「創造性とコラボレーションは、企業に新しい命を吹き込み、あらゆる年齢層の従業員に力を与えることができます。リバースメンタリングなどの活動を通じた、世代間での新しいアイデアや知識の共有にとどまらず、部署やチームを超えて、公式でも非公式でも、他者の異なる視点に触れることで、新しいアイデアを生み出すことが可能となります」
この記事の執筆者:
日本リージャスホールディングス株式会社
世界120カ国、3,300拠点、ユーザー数800万人のネットワークを有するフレキシブルオフィスの最大手、リージャスグループ(IWG社)。その日本国内事業展開を担う日本リージャスホールディングス株式会社は、1998年の事業開始から現在までに47都市、172拠点(2022年6月末時点)を開設してきました。その強みは出店地域の特性に応じて様々なタイプのフレキシブルオフィスブランドを展開している点です。国内のリージャスは、高級ブランド「Signature」(シグネチャー)、コミュニティ型の「SPACES」(スペーシズ)、ハイグレードな「Regus」(リージャス)、リズナブルな「オープンオフィス」、交通機関隣接型「リージャスエクスプレス」の5ブランドを展開し、多くの皆様に快適なフレキシブルオフィスを提供しています。