企業にとってのオフィスは、単に仕事をする場所というだけではありません。企業イメージや取引先との関係、社員の生産性にも影響を及ぼす、ビジネスにおける重要ファクターの一つです。顧客との関係強化、売り上げ拡大に貢献するオフィスの条件について考えてみましょう。
得意先との物理的な距離の近さは、強力なアドバンテージとなります。
すぐに出向くことができる環境であれば相手に会う機会は自ずと増え、顔を合わせての打ち合わせはメールや電話に比べて相手の気持ちを読み取りやすいのは言うまでもありません。
また行き来による時間のロスが少なければ少ないほど迅速な対応が可能になり、顧客に与える満足度も向上しますし、頻繁に顔を合わせる相手には親近感や信頼感が生まれやすいというメリットもあります。
このように近さによるメリットが多々あることはわかっていても、取引先の近くに、自社に適した規模や条件のオフィスを素早く探し出すというのはなかなか難しいのも現実です。
そんな時に便利な選択肢の一つと成り得るのがレンタルオフィス。広域をカバーし、多くの拠点を持つレンタルオフィス会社であれば、希望の地域でオフィスを見つけられる可能性も高く、規模の大小も柔軟な対応が期待できるからです。
増加する顧客に応じて拠点を増やす、特定のプロジェクトを遂行する期間のみ現場付近に出張所を置くなど、より質の高いビジネスの展開を迅速に行うためのツールとしても便利です。
オフィスの見た目は、企業の顔とも言える大切な要素です。オフィスデザインや家具へのこだわり、インフラを含む設備の充実など、ハイグレードなオフィスは自社のブランディングに際し強力なツールになります。
企業イメージの善し悪しは、顧客との関係性、ひいては売り上げにも影響を及ぼすでしょう。
また質の高いオフィスは、そこで働く人のモチベーション維持にも繋がります。
社員の士気は売り上げに直結します。見た目の美しさはもちろん、ストレスがなく、業務に集中できる環境作りを心がけたいものです。整理整頓がしやすい収納、業務を円滑に進めやすいスペースの確保や配置、導線などを意識したオフィスは作業の効率化が望めます。雑事に気を取られることが少ない、本来の業務に集中しやすい環境が理想的です。
取引先から見た事務所・オフィスの印象は、部屋や家具といった物だけでは決まりません。
そこで働く人が与えるイメージは大きく、第一印象を受け持つ受付や電話対応の善し悪しは重要なポイントとなります。
好印象を与える物腰、人柄はもちろん、的確な返答ができるビジネススキルの高さも考慮した人材を配置できれば、質の高いオフィスを持つ会社というイメージはより高まることでしょう。
人材の確保は、人を見抜く目や雇用契約のノウハウといった高いスキルも要求される上、いざ採用できたとしても戦力として期待できるまでに時間がかかる場合も想定されます。
困難な課題の一つではありますが、より良い印象を与えるオフィスの条件として、できる限り気を配っていきたいものです。
できるだけ条件を満たすよいオフィスを…と思う気持ちは誰しもですが、それぞれを実現するには手間や費用がつきもの。
忙しくて時間がないなど、自身の力だけではなかなか手が回らないこともあり得ます。そんな時は他者の力を上手く活用するのもビジネスにおける手腕の一つ。
内装から家具までが完成された状態のオフィスを選択できる、プロのスキルを持つ受付サービスのオプションが利用できるといったレンタルオフィスも検討することで、選択の幅が広がります。
自身でやらねば…という固定概念に囚われることなく、より効率的かつ柔軟なオフィス環境向上の可能性を探ってみたいものです。
この記事の執筆者:
日本リージャスホールディングス株式会社
世界120カ国、3,300拠点、ユーザー数800万人のネットワークを有するフレキシブルオフィスの最大手、リージャスグループ(IWG社)。その日本国内事業展開を担う日本リージャスホールディングス株式会社は、1998年の事業開始から現在までに47都市、172拠点(2022年6月末時点)を開設してきました。その強みは出店地域の特性に応じて様々なタイプのフレキシブルオフィスブランドを展開している点です。国内のリージャスは、高級ブランド「Signature」(シグネチャー)、コミュニティ型の「SPACES」(スペーシズ)、ハイグレードな「Regus」(リージャス)、リズナブルな「オープンオフィス」、交通機関隣接型「リージャスエクスプレス」の5ブランドを展開し、多くの皆様に快適なフレキシブルオフィスを提供しています。