閉じる

ご希望のエリアや条件がありましたら
お気軽にお問い合わせください

電話でのお問い合わせ 0120-965-391
メールでのお問い合わせはこちら

一緒に働く仲間大募集!

0120-965-391
空室・金額確認
お問い合わせ
 
リージャスブログ

辞典に掲載された「ハイブリッドワーキング」

 

辞典に掲載された「ハイブリッドワーキング」

2021年、英オックスフォード大学が出版する『Oxford English Dictionary オックスフォード英語辞典』が、「Hybrid Working  ハイブリッドワーキング」を新しい用語として追加。2022年には、経済誌『The Economist エコノミスト』が、その年のビジネスシーンを象徴する言葉として「Hybrid Work ハイブリッドワーク」を選出し、その意味を紹介しました。

 

働く場所をフレキシブルに選べるハイブリッドなワークスタイルは、オフィス回帰が進み、ワークライフバランスを重視する声が高まる中、無視することのできない重要なキーワードになっています。

 

世界NO1フレキシブルオフィスプロバイダー、IWG plcのCEOであるマーク・ディクソン、がハイブリッドモデルが新時代の働き方の主流になるまでの急速な世界の変化を振り返りました。

 

辞書が物語る「ハイブリッドワーキング」の躍進

 

私が毎年、辞書に追加される言葉やフレーズに魅了されるのは、私たちが生きている今の時代を物語っていると思うからです。特に私の関心をひいたのは、『オックスフォード英語辞典』が2021年に「Hybrid」の定義を更新し、「Hybrid Working ハイブリッドワーキング」という用語を新たに追加したことでした。

 

同書が掲載した「ハイブリッドワーキング」の定義は、以下の通りです。

 

“ Hybrid Working Of employment, education, etc: providing flexible models for working or learning, specifically by using digital communications technology to allow effective remote access and home working in combination with or in preference to traditional office or teaching environments.”

 

「雇用や教育などの現場において、デジタル通信技術を駆使しながらリモートアクセスや在宅勤務を可能にし、従来のオフィスや教育環境と組み合わせて、あるいは代用として、仕事または学習のためのフレキシブルなモデルを提供すること」

 

ハイブリッドワーキングが辞書に掲載されるまでにずいぶん長い時間がかかったものだ、というのが私の率直な感想でした。というのも、ハイブリッドワーキングは、WiFiが登場するよりもずっと前、ダイヤルアップ接続によってコンピュータ間のメッセージのやり取りが(比較的)簡単になった頃から存在し、それからずっと進化し続けてきたからです。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リモートワークや在宅勤務を余儀なくされ、多くの人にとってハイブリッドな働き方が身近な存在になったことはまぎれもない事実です。しかし、この現象は、企業が資産管理を見直す中で、進めてきたハイブリッドワーキング推進がさらに加速した結果、起こったブームに過ぎないのです。

 

コロナ禍を経て、多くの人々が週数回の本社勤務に、在宅勤務や近隣のサテライトオフィスでの勤務などを組み合わせて、働く場所を使い分けることができるようになりました。都心にある本社オフィスをダウンサイジングした企業も多いでしょう。

 

ハイブリッドワーイングが普及するためには、複数の力が働きました。雇用主が、都心にある高価な拠点への依存をなくすことで、毎年かなりの出費を抑えることができると気がついたこと。そして、通勤にうんざりしていた労働者たちが、心の声に耳を傾けていたこと。

 

ワークライフバランスの重要性が叫ばれるようになってから、かなりの月日が経ちました。パンデミックを経て、テクノロジーを利用すれば、個人や企業の業績に影響を与えることなく日々の業務から解放されるというメッセージが、ようやく浸透してきたのです。

 

 

ひとつの時代の終わり

 

何百万人もの人々がほとんど疑問に思わずに過ごしてきた、奇妙な時代の終わりを私たちは目撃しています。

 

なぜ私たちは、仕事をするために、恐ろしいほど早起きをして、満員電車に押し込まれ、渋滞に巻き込まれていたのか? 長時間のデスクワークをこなして疲れ果て、家に帰っても早く寝てしまっていたのか? 翌日も、その翌日も。私たちは週に5回、同じことを繰り返してきました。

 

通勤時間が家族と過ごす豊かな時間に

 

通勤に使っていた時間は、友人や家族と過ごす時間に代わりました。自宅や近隣地域のオフィスで働くことにより、ローカルショップで買い物する機会が増え、地域経済を支える役目も果たしています。ハイブリッドワーキングの普及により、私たちはストレスや出費を減らすとともに、二酸化炭素排出量を激減させることも成功させています。そして何より、本当にしたいことをするための自由な時間とお金を手にしました。

 

ロンドン証券取引所に上場するFTSE100と250の企業を対象としたIWGが行った独自調査では、ハイブリッド・ワーキングモデルの利用を計画している企業は、パンデミック前と同じように従来の働き方モデルを続けると答えた企業の3倍に及ぶことが分かりました。

 

『オックスフォード英語辞典』が、現代ビジネスの風景を象徴する新たな言葉として「ハイブリッドワーキング」を選出したように、私もまた、ハイブリッド・ワーキングモデルが世界中の多くの人々にもたらすメンタル面の健康や、経済的な利益をもたらしたことを讃えたいと思います。

 

あなたがもし、パンデミックについて何かしらポジティブな感情を見つけたいと悩んでいるのなら、この素晴らしいワークスタイルが主流になっていく急速な変化が、その答えになるかもしれません。

 

数年もすれば、この働き方は当たり前になり、騒ぐ必要性を感じなくなるでしょう。だから、かつてもっと悪い労働環境があったことを思い出しながら、ハイブリッドワーキングを存分に楽しみましょう。

 

 

ニューヨーク企業の82%がハイブリッドワークを推進

 

『New York Times ニューヨークタイムス』は、2023年に入り、世界のオフィス稼働率は、新型コロナウイルス流行前の半分になったと伝えています。米国では、在宅勤務が可能な労働者の50%以上が、リモートワークとオフィス勤務を併用するハイブリッドワークスタイルを取り入れているのです。

 

ニューヨーク市のトップ企業、投資、起業家企業からの約300人のCEOからなる選ばれたグループで構成される非営利団体「Partnership for New York City」が1月下旬に行った調査では、マンハッタンにオフィスを持つ企業の82%が、2023年中も「ハイブリッドワークを継続する」または「採用する」と答えています。

 

2022年に『Nature ネーチャー』が行った研究では、バーチャルな空間でのコミュニケーションは、人々の創造的な発想を妨げる可能性があることが判明しています。また、マサチューセッツ工科大学による研究では、リモートワークが始まったことで、共通の知人間でのメールのやりとりなど、カジュアルな交流が38%減少したことが分かりました。その反面、リモートワークを利用して仕事と育児を両立が可能になるなど、大きな恩恵を受けた人々もいます。

 

在宅勤務やリモートワークがもたらす利便性と、対面でのコラボレーションで生み出される創造性、そのどちらも実現できるのが、ハイブリッドワーク・モデルのメリットです。

 

Original Article:
-IWG Blog

 

この記事の執筆者:
日本リージャスホールディングス株式会社

世界120カ国、3,300拠点、ユーザー数800万人のネットワークを有するフレキシブルオフィスの最大手、リージャスグループ(IWG社)。その日本国内事業展開を担う日本リージャスホールディングス株式会社は、1998年の事業開始から現在までに47都市、172拠点(2022年6月末時点)を開設してきました。その強みは出店地域の特性に応じて様々なタイプのフレキシブルオフィスブランドを展開している点です。国内のリージャスは、高級ブランド「Signature」(シグネチャー)、コミュニティ型の「SPACES」(スペーシズ)、ハイグレードな「Regus」(リージャス)、リズナブルな「オープンオフィス」、交通機関隣接型「リージャスエクスプレス」の5ブランドを展開し、多くの皆様に快適なフレキシブルオフィスを提供しています。



ページトップへ