バーチャルオフィスを利用した賢い海外進出

 
 
2021年、Maximize Market Researchは、バーチャルオフィス市場を405億1000万ドル（約5兆5106億円）の価値があると評価しました。パンデミックを機に、北米・欧州ともにフレキシブルなワークスタイルの拡大がさらに加速していることから、バーチャルオフィスの市場規模は2029年までに1,376億5,000万ドル（約18兆7198億円）に成長すると予測されています。
 
イギリスとアメリカでは、既にバーチャルオフィス市場がかなり成熟しています。両国におけるバーチャルオフィスの需要の高さは、従来型オフィスの不足や高額なリース契約、IT市場の拡大など、いくつかの要因が考えられます。

 
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グローバル市場で主流となりつつあるバーチャルオフィス

 

 
 
パンデミック後、わたしたちの働き方は劇的に変わりました。2022年に英国の研究機関「人材開発チャータード研究所（CIPD）」が企業における意思決定者1000人以上を対象に行った調査では、78％の雇用主がハイブリッドワーキングモデルをすでに導入していることが判明しました。
 
また、59％の意思決定者が、パンデミック後、チームリーダーやマネージャーが在宅ワーカーたちを信頼するようになり、リモートワークの導入により生産性が高まったと考えていることが明らかになりました。

 

　

リモートワークの変化

 

 
 
リモートワークを取り巻く環境は刻々と変化しています。リモートワークはパンデミック以前から普及が進み、2019年1月から12月にかけて、英国の労働者の12％が週に1日以上の在宅勤務をしたことが報告されていました。
 
コロナ禍では完全に在宅勤務となるフルリモートワークを導入する企業が増加しましたが、現在では多くの企業がハイブリッドワークなど、よりフレキシブルなワークモデルを導入しています。必要に合わせてオフィス勤務とリモート勤務を組み合わせるハイブリッドワークか、在宅もしくは自宅近くのコワーキングオフィスなどで働くフルリモートワークかを、従業員が自由に選択することができる新しいワーキングモデルが浸透しつつあります。
 
英国国家統計局（ONS）の報告によると、イギリスに住む一般的なオフィスワーカーの14.3％にあたる280万人が、2022年1月から3月の調査期間内に少なくとも週1日は在宅勤務をしたと回答しています。
 

低コストで柔軟なソリューション

 
ビジネスの競争力を高めるプロジェクトに投資をしたい中小企業やスタートアップ企業にとって、数年単位の長期リースを結ばなければならず、保証金や礼金など高額な初期費用が発生する従来のオフィス契約は、もはや現実的な選択肢ではありません。ビジネス拡大のために海外展開をしたいものの、実際に現地にオフィスを開設するとなるとコストがかかりすぎると悩んでいる企業には、バーチャルオフィスがより実現可能なソリューションになります。
 

グローバル人材の確保

 
バーチャルオフィスを持てば、実際に海外に事務所を構えていなくても、事業に必要な住所を持つことができます。企業はそのアドレスを使って現地メンバーの採用活動を行うことができるようになり、外国語スキルや現地での貴重な経験を持つ幅広いグローバル人材の確保につながります。
 

ワークライフバランスの向上

 
バーチャルオフィスの導入により、従業員は働く場所や時間を従来よりも自由に選ぶことができるようになります。自宅周辺にあるコワーキングスペースなどで週に何度か働くにしても、完全な在宅ワークを選択するにしても、通勤時間の短縮による個々のワークライフバランスが向上することが期待できます。企業にとっては、定期代の支給やオフィス維持にかかる光熱費や清掃費など、コストの削減ができるのが最大の魅力です。
 

バーチャルオフィスは海外進出にどう役立つのか？

 

 
バーチャルオフィスのメリットとして一番に挙げられるのは、費用を抑えながら新しいビジネス拠点を持てるという点です。実際のオフィスを開設するハイリスクを負うことなく、スピーディーに海外市場にビジネスを拡大することができます。
 
また、バーチャルアドレスを持つことで、現地でビジネスを展開する上で必要なライセンスをはじめ、銀行口座開設、労働に必要なビザなどの取得が可能になるのも大きな魅力です（国により状況はことなります）。
 

新しいマーケットの開拓

 
海外進出を考えている企業は、バーチャルオフィスのビジネスアドレスサービスを利用して、新しいエリアでテストマーケティングを行うことができます。実際に現地に事務所を設立し、日本から専属チームを送り込むよりも、迅速かつ安価に、そして簡単に新しい市場を開拓することが可能です。
 

フレキシブルなプラン

 
バーチャルオフィスでは、長期的な契約を避けることができます。また、従来のオフィススペースにありがちな高額なリース契約も不要です。高額なオフィスに投資することなく、新しいマーケットで素早く存在感を示すことができることから、個人事業主やスタートアップ企業、中小企業の間でバーチャルオフィスの利用が増えています。
 

最小限のリスクでビジネスを拡大

 
海外進出は、一般的にハイリスクが伴うものです。新しいマーケットに時間とリソースを費やすことは、若く成長中の企業にとってはリスクが大きすぎるときもあるでしょう。しかし、バーチャルオフィスを利用すれば、物理的にその場所に支店などを設置することなく、海外市場に参入し、ビジネスを拡大することができるのです。
 

潜在的な顧客を惹きつける

 
バーチャルオフィスを利用しての事業展開により、国際的なビジネスプレイヤーとして認知されるようになります。また、まだ自社のサービスや商品の存在を知らない現地の潜在顧客の目に留まるようになり、新規のクライアントやパートナーと取引が増えるなど、新たなチャンスが生まれて収益アップにつながるでしょう。
 

海外でプレゼンスを発揮する

 
海外にビジネスアドレスや電話番号を持ち、現地のタイムゾーンで事業を展開することによるもうひとつのメリットは、現地でのプレゼンスを高めることができるという点です。自社のサービスや商品に興味を持った見込み顧客は、海外にある企業よりも現地に拠点を持つ企業を信頼し、取引をしたいと考えてくれる可能性が高くなります。
 

グローバルな認知度・信頼性を高める

 
一等地に建つオフィスビルに住所を持つことは、ビジネスの信頼性を高めることにもつながります。知名度が低い海外で展開をするのであれば、なおさらどこにバーチャルアドレスを取得するかは重要です。複数の国や地域にバーチャルアドレスを持てば、より多くのリソースやマーケットの知識を得ることができ、国際的なビジネスの舞台でステータスを向上させることができます。
 

オンデマンドで利用可能なビジネスハブ

 
ほとんどのバーチャルオフィスでは、会議室やオフィススペースを必要に応じてレンタルすることが可能です。このサービスは、クライアントとの専門的なミーティングを持つビジネスにとって特に有用です。リージャスの各拠点にはバイリンガルの受付スタッフが常駐しているため、お客さまに安心してお招きいただけます。
 

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リージャスでバーチャルオフィスを探そう

 

 
リージャスのバーチャルオフィスは、企業の国際的な認知度向上に役立ちます。
 
長期的な契約を交わしたり、高額な費用をかけたりすることなく、新しい市場にビジネスを拡大するための迅速かつ費用対効果の高いソリューションです。
 
また、進出を考えている国や地域の言語スキルや職務経験を持つ現地スタッフの雇用をスムーズにし、必要なときには時間貸し会議室やラウンジなどを利用することもできます。現地でその存在をアピールすることによりブランド力が高まり、見込み顧客から信頼を得ることもできるでしょう。
 
世界有数のビジネス都市に位置するランドマークタワーに数多くの拠点を持つリージャスなら、120カ国の拠点の中からご希望の拠点をお選びいただけます。
 
リージャスのバーチャルオフィスソリューションについて興味を持たれた方は、今すぐお問い合わせください。

 

 
Original Source：
-Regus.com

 

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